非エンジニアのAI副業ロードマップ|まず小さく作って公開する
「AI副業を始めたい」と思っても、最初に何をすればいいのか分かりにくいです。
自分も最初から収益化の設計ができていたわけではありません。まず スワぽい を作り、次に アイまーる を作り、物販寄りの 真壁探偵事務所 も試しました。
その経験から言うと、非エンジニアがいきなり稼ぎ方だけを考えると、手が止まりやすいです。先に「小さく作って、公開して、直す」流れを作ったほうが現実的でした。このブログ名の「月5万円」も、最初から設計できた数字ではなく、作りながら目標に置いたものです。
まず「稼ぐもの」ではなく「使うもの」を作る
最初から売れるサービスを作ろうとすると、考えることが一気に増えます。
誰に売るのか、価格はいくらか、決済はどうするのか、告知はどうするのか。ここまで同時に考えると、作り始める前に疲れます。
なので、最初は「自分が使うもの」でいいと思っています。
スワぽいは、ニュースを読む前に仕分けたいから作りました。アイまーるは、画面作業中に休憩できない自分が嫌で作りました。真壁探偵事務所は、USBとWebを組み合わせた体験型ミステリーを試したくて作りました。
どれも、最初から完璧なビジネスではありません。でも、自分の不便から出発しているので、直すべきところが分かりやすいです。
1. 小さく動くものを作る
最初の目標は「公開できるプロダクト」ではなく、「自分のPCかブラウザで動く画面」です。
スワぽいなら、最初はニュースカード1枚で十分でした。右にスワイプしたら保存、左にスワイプしたらスキップ。それだけです。仕様書を書いてから着手、みたいなことはしていません。
アイまーるなら、20分タイマーが動いて、休憩の表示が出れば十分でした。体操、バイオリズム、読み物は後から足しました。最初に決めたのは機能リストではなく、「会員登録なし」「記録は端末内」といった守る条件でした。
この段階で大事なのは、画面を触って「これは続けたいか」を見ることです。作っている本人が面倒だと思うものは、たぶん他の人にも使われにくいです。
2. ネットに出して、自分のスマホで触る
ローカルで動いたら、早めに公開します。
スワぽいもアイまーるも、GitHubのmainにpushするとCloudflare側で公開される流れにしています。自分のPCでは気づかなかった問題が、スマホで触るとすぐ出ます。
アイまーるでは、最初は「統計・設定」を別タブにしていました。項目が増えるほどスマホで押しづらくなり、何度か使ってみたあと、ホーム側にまとめました。PCの画面を眺めていただけでは気づきませんでした。
公開後にスマホで触って出てきたものの例です。
- ボタンが小さい
- メニューが多くて迷う
- 説明が長い
- 読み込み中に何が起きているか分からない
こういう直しは地味ですが、実際にはかなり時間を取ります。派手な機能より、こっちのほうが長引くことも多いです。
3. 作った過程をそのまま書く
副業として考えるなら、作った過程を残しておくのが大事です。
「こう作れば稼げます」より、「自分はこう作って、ここで詰まりました」のほうが信用されます。自分が書けるのは、自分が触った部分だけです。
たとえば、スワぽいではCookie同意を入れたあとにアクセス解析の新規ユーザーが0になりました。同意をもらう前に計測を飛ばしてなかったのが原因です。アイまーるでは、医療っぽい言い方をしすぎないよう何度も直しました。真壁探偵事務所では、売上の数字をこの段階では書いていません。確認できない数字を盛っても意味がないからです。
こういう失敗や判断は、作った人しか書けません。薄い一般論より、こういう一次情報のほうが残りやすいはずです。実験ログ#001〜#003は、そのための記録です。
4. Webか、物理物かで分岐する
収益化の候補は、プロダクトによって違います。
- スワぽいのようなWebアプリなら、無料枠(1日50回)と有料プラン(PRO月額980円)
- アイまーるのような習慣化ツールなら、Web版に加えてAndroid版
- 真壁探偵事務所のような体験型ミステリーなら、USB本体の販売
ただ、作り方も全然違います。スワぽいやアイまーるは、公開したあとにコードを直せば、すぐ全員へ反映されます。真壁探偵事務所はUSBという物理物があるので、作ったあとに「やっぱり全部差し替えます」とは言いにくい。発送や在庫もあります。
非エンジニアが最初に挑戦するなら、正直、Webアプリのほうが軽いです。世界観を作るのが好きな人向けに、物理物は後からでもいいと思います。
逆に、作る前から「どれが儲かるか」だけで選ぶと、たぶん続きません。作っている本人が使いたい、直したいと思えるもののほうが、結果的に続けやすいです。
自分が今なら、この順番で進める
今から非エンジニアが始めるなら、こう進めます。
- 自分の不便を1つ選ぶ(ニュースが多すぎる、休憩できない、など)
- Cursorで最小の1画面を作る(カード1枚、タイマー1つ、など)
- GitHub + Cloudflare Pagesなどで公開する
- スマホで触って直す(メニュー、ボタン、説明文)
- 詰まったところを記事にする(実験ログでも、メモでもいい)
- 使われ方を見て、収益化を考える
この順番なら、「何も公開しないまま勉強だけ続ける」状態を避けやすいです。
次に読む記事
実例から見たい人は、こちらを読んでください。
一人で進めるのが不安な人は、トミークリエイトの伴走サポートもあります。必要ならメールください。
> RELATED LOGS
関連記事
バイブコーディングの意味を、スワぽい・アイまーるを作った実例を交えて非エンジニア向けに説明します。丸投げではなく、判断を残す作り方です。
Cursorでバイブコーディングを始めるとき、最初に何を頼むと進めやすいか。スワぽい・アイまーる制作時の進め方をもとに書きます。
専門知識が浅くてもニュースアプリは作れるのか。スワぽいを個人開発したときの技術構成と、実際にハマった話を書いています。