トミークリエイト

AI副業で全く稼げない方へ。稼ぐより先に、自分でプロダクトを1つ作り、それを実績にした。

1画面だけのアプリを開いたノートPC、公開したサイトを表示するスマホ、チェックが3つ付いたノート。奥には小さな貯金瓶が見える
小さく作って、公開して、それから収益化を考える。

「AI副業を始めたいけど、最初に何をすればいいのか分からない」という人は多いと思います。

私も、最初から収益化の設計ができていたわけではありません。まず スワぽい を作り、次に アイまーる を作って、物販寄りの 真壁探偵事務所 も試しました。

この3つを作ってみて思ったのは、非エンジニアがいきなり稼ぎ方だけを考えると、手が止まりやすいということです。先に「小さく作って、公開して、直す」流れをつくったほうが、現実的でした。収入の目標は、作りながら少しずつ置いたものです。

この記事では、私がやった順番と、そのあとの収益の実際を書きます。

AI副業は、稼ぎ方より先に「自分が使うもの」を作る

最初から売れるサービスを作ろうとすると、考えることが一気に増えます。誰に売るのか、価格はいくらか、決済はどうするのか、どう知ってもらうのか。作り始める前に疲れてしまいます。

だから、最初は「自分が使うもの」で十分だと思っています。

スワぽいは、ニュースを読む前に仕分けたくて作りました。アイまーるは、画面作業中に休憩できない自分が嫌で作りました。真壁探偵事務所は、USBとWebを組み合わせた体験型ミステリーを試したくて作りました。

どれも最初から完璧なビジネスではありません。ただ、自分の不便から始めているので、どこを直せばいいのかが分かりやすいんです。

1. 小さく動くものを作る

最初の目標は「公開できるプロダクト」ではなく、「自分のPCかブラウザで動く画面」です。

スワぽいなら、最初はニュースカード1枚で十分でした。右にスワイプしたら保存、左にスワイプしたらスキップ。それだけです。仕様書を書いてから着手する、ということはしていません。ニュース取得、ログイン、Stripe / Google Play の課金は、そのあとです。

アイまーるなら、20分タイマーが動いて、休憩の表示が出れば十分でした。体操、4-4-6呼吸、ガイド記事は後から足しました。最初に決めたのは機能のリストではなく、「会員登録なし」「記録は端末内」「医療機器ではないと明記する」といった、守る条件です。

この段階では、画面を触って「これは続けたいか」を確かめます。作っている私が面倒だと思うものは、たぶん他の人にも使われません。

2. Cloudflare Pagesで公開して、スマホで触る

ローカルで動いたら、早めに公開します。

スワぽいもアイまーるも、GitHubのmainにpushすると、Cloudflare側で公開される流れにしています。自分のPCでは気づかなかった問題が、スマホで触るとすぐ見つかります。

アイまーるでは、最初は「統計・設定」を別タブにしていました。項目が増えるとスマホで押しにくくなって、何度か使ってみてから、ホーム側にまとめました。いまのメニューは「ホーム・設定」「ストレッチ」「タイマー」「呼吸」「ガイド」の5つです。PCの画面を眺めているだけでは気づけませんでした。

公開してスマホで触ると、ボタンが小さい、メニューが多くて迷う、説明が長い、読み込み中に何が起きているか分からない、休憩を始めるまでが面倒、といった問題がすぐ出てきます。派手な機能より、こういう地味な直しのほうが長引くことも多いです。アイまーるでは、URL末尾のスラッシュの扱いで検索まわりが面倒になったのも、公開後の作業でした。

無料で公開する方法と、ドメインを取るタイミングは Cloudflare Pagesは無料 の記事にまとめています。

3. 作った過程をそのまま書く

副業として考えるなら、作った過程を残しておくのが大事です。

「こうすれば稼げます」より、「私はこう作って、ここで詰まりました」のほうが、読む人に信用されます。私が書けるのは、自分で触った部分だけです。

たとえば、スワぽいではCookie同意を入れたあとに、アクセス解析の新規ユーザーが0になりました。同意をもらう前に計測を飛ばす設定が抜けていたのが原因でした。エラーログにも出ないので、気づくまで焦りました。ニュースの重複や、90日より古い記事を出さない条件も、私が先に指示しないとAIは入れてくれませんでした。

アイまーるでは、医療っぽい言い方になりすぎないよう、何度も直しました。ガイド記事の下書きにAIを使っても、そのまま公開はしていません。医師の監修がないこと、参考値であること、記録を外部に送らないことを、サイト側でもはっきり書いています。

真壁探偵事務所では、売上の数字を盛るようなことはしていません。実際のところ、Boothでの販売は、まだ一つも売れていません。販売はBooth、公式サイトは事務所の入口、という役割分担は、体験を壊さないための判断でした。

こういう失敗や判断は、作った人にしか書けません。薄い一般論より、一次情報のほうが読まれて残ると思っています。実験ログ#001〜#003は、そのための記録です。

4. 作るものによって、お金になる道が違う

収益化の候補は、プロダクトによって違います。

スワぽいのようなWebアプリなら、無料で使える範囲と、有料のPROプランを組み合わせます。いまは無料で1日50回までスワイプでき、PROは月額プランが980円、買い切りプランが9,980円です。ログインはGoogleかメールリンク。課金はStripeとGoogle Playに寄せて、カード情報を自分のサーバーで持つ作りは避けました。決済を自前で組むとセキュリティ上のリスクが大きい、というのが私の実感です。

アイまーるのような習慣化ツールは、記録を端末内にとどめて、医療機器ではないと明記する、という作りです。Web版のほかにAndroid版も作りましたが、Google Playに公開すると住所が公開される事情があって、いまは公開を止めています。経緯は Google Play公開で住所が出る話 に書きました。

真壁探偵事務所は、USB本体の販売がBooth、公式サイトは入口と報告ポータルです。

作り方も全然違います。スワぽいやアイまーるは、公開したあとでコードを直せば、すぐ全員に反映されます。真壁探偵事務所はUSBがあるので、「やっぱり全部差し替えます」とは言いにくいですし、発送や在庫もあります。パスワードも正解も渡さない、とサイトに書いているのも、体験を守るためです。

非エンジニアが最初に挑戦するなら、Webアプリのほうが軽いです。物理物は、世界観を作るのが好きな人向けだと思います。私も真壁は後から手をつけました。

作る前から「どれが儲かるか」だけで選ぶと、たぶん続きません。作っている本人が使いたい、直したいと思えるもののほうが、結果的に続けやすいです。

実際にいくら稼げたのか(私の場合)

ここまで読んで、「で、結局いくら稼げたの?」と思った人もいるはずです。私の場合を正直に書きます。数字は私の結果で、同じ額を約束するものではありません。

  • スワぽいの広告収益:7月21日〜10月10日の確定収益は1円でした。詳しくは AdMaxの記事 に書いています。
  • 真壁探偵事務所の販売:まだ一つも売れていません。
  • ココナラでの制作:AIを使った開発などをココナラで出品していて、最初の約8万円の売上が立ちました。手数料を引くと手元は約6万円です。7月12日〜10月10日の売上は145,250円で、手数料22%の31,955円を引いた113,295円が手元に残りました。くわしい数字は ココナラの手数料の記事 にあります。

つまり、私の場合、プロダクトそのものの収益はまだほとんどありません。いまお金になっているのは、AIで作る経験を使って受けている制作の仕事のほうです。副業の最初のうちは、プロダクトで稼ぐより、作った実績を見せて仕事を受けるほうが、現実的な入り口だと感じています。

私が今から始めるなら、この順番で進める

今から非エンジニアが始めるなら、私はこう進めます。

  1. 自分の不便を1つ選ぶ
  2. Cursorで最小の1画面を作る
  3. Cloudflare Pagesの無料URLで公開する
  4. スマホで触って直す
  5. 詰まったところを記事にする
  6. 使われ方を見てから、収益化を考える

私が飛ばして後悔しやすいのは、「公開してスマホで触る」の手前で止まってしまうことです。ローカルで綺麗に見えても、押しにくさはスマホでしか分かりません。

強いモデルを使いすぎて、枠が先になくなる、という話は Cursor ProのAPIが6日で100%になった話 にも残しています。

次に読む記事

実例は 実験ログ#001(スワぽい)、実験ログ#002(アイまーる)、実験ログ#003(真壁探偵事務所) です。言葉の意味から知りたい人は バイブコーディングとは?、最初の指示の出し方は Cursorで最初に何を作るか、見せてよいデータの線引きは 利用規約を先に見る に書いています。

ひとりで進めるのが不安な人は、トミークリエイトの伴走サポートもあります。気軽にメールでご相談ください。

> RATE THIS POST

この記事を評価する

評価には Google アカウントでのログインが必要です。

まだ評価はありません

> SHARE

この記事をシェア

役に立ちそうなら、気軽に共有してください。

> EDITORIAL

この記事の執筆について

AIが下書きを作成し、冨岡 優喜(トミークリエイト代表)が責任を持って内容を確認・校正しています。公開する文章の最終責任は運営者にあります。 運営者の実績・免責は運営者情報をご覧ください。

> RELATED LOGS

関連記事

バイブコーディングでAIに任せても良いこと、逆に人間が考えなければいけないこと

バイブコーディングは、雰囲気で作ることではありません。作りたい体験を言葉にして、AIと直し続けるやり方です。スワぽいとアイまーるを公開して分かった、AIに任せてよいことと、人間が決めることを書いています。

最初から、Cursorに「アプリを作って」と頼むと、適当な物が出来上がる。まずは要件定義・設計から始めよう。

「アプリを作って」とだけ頼むと、画面がばらばらになります。Cursorで最初に作るなら、まず1画面です。スワぽいで実際に出した指示と、アクセス計測が止まった失敗を書いています。

【実験ログ#001】バイブコーディングで、ニュースをスワイプで仕分けるアプリを開発

ニュースを右に動かすと保存、左に動かすと飛ばすアプリ「スワぽい」を、バイブコーディングで作りました。作りながら選んだ構成と、アクセス計測が突然0になった失敗を書いています。無料は1日50回、有料は月980円です。